保育士の給料はなぜ安い???
- ほいくサポ
- 2024年5月13日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年6月6日

「なぜ国家資格なのに保育士の給料が安いんですか?」
単刀直入な質問を受けたことがあります。
この業界で働いてわかったこと、私の感じたことをお話しします。
そもそも、国家資格と給料は難易度に比例していることが多いです。
難易度の高い資格として、医師や弁護士、公認会計士、弁理士などがあります。多くの勉強時間が必要で、且つ合格率が低いのが特徴です(医師は合格率90%ですが、それまでが大変)。
一方でたった一日の勉強で取得できる国家資格もあります。
私も職場で必要になりそうなので第二種衛生管理者を受験し、前日の勉強で合格までに1点足りませんでした。
合格してないんかい!!!
はい、とっても悔しかったです。
数か月後に再度受験し、余裕で合格しました。
衛生管理者は会社によって違いはあるものの、手当などが付く場合があります。ですが数千円程度でしょう。
保育士資格について考えてみると、専門学校、短大、大学に通い取得するパターンや自ら勉強して試験を受けるパターンもあります。
試験については範囲も広く、かなり難しい部類に入り、合格率も約20%です。
試験は難しいのですが、大抵は学校に通い取得することが多く、試験の難易度がそれほど評価されているようには感じられません。
学校で取得するものというイメージが強いのではないでしょうか。
次の理由として、女性が多い職場であることが挙げられます。
雇用主側からすると、寿退社、妊娠・出産、夫の転勤など途中で退職する要因が多く、人材へ投資することに消極的だったのかなと感じました。
今では産休・育休に理解が深まっていますが、一昔前までは育休の取得は難しく、産後に一か月程度で復帰していたような話も聞いたことがあります。
今の子は恵まれているというベテランからの嫌味によくつながりますよね。
給料が高くなくても夫の収入があるから生活できていたことも理由かなと感じました。
「パート以上正社員未満」のようなイメージだったのかなと。。。
もし男性の職場であったら「こんな給料ではやっていけない」となり、自然と給料も増加傾向にあったのかもしれません。
全員男性の園というのは想像すると少し恐ろしさを感じますがね。
公定価格や当時の補助割合などの理由ももちろんあるとは思いますが、私が働いて感じたことは以上です。
こんな説明をして、なんとなく納得してもらったことを思い出しました。
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